2012年4月21~22日(日)
新月大潮の土曜日、西日本から接近中の低気圧の影響で風が次第に強くなって来てたんで夜釣行。
23:00の風向きは東風、地頭方で12m強、福田が7m強、ソコリ近くから夜明けに掛けて上がる潮汐。
じぇーんが入るには未だ風波が足らんが鱸には比較的実績のある東風なんで、先ずは福田の河口を様子見。
この時期、バチやベイトフィッシュに付いた大型の群れが入って来てフライの射程圏でボイる事が有る。
以前ルアーだったがこの時期に上げで入って来たメーター級をバラシた処。
期待して波立つ水面を目と耳で30分程広範囲にスカウトするも至って静か…(--;)
上流に居たルアーマンも下げ初めは良かった様だがあとは釣れない様子。
魚っ気が見えないのにこの風波・暗闇の中でブラインド索敵する根性は無いんで隣の港へ移動。
灯りのあるポイントをチェックするが程良い下げの流れが効いているのに魚っ気が無い。
ルアーマンもワームでもアタリが無いとボヤき。
浜名湖へ行くかと考えたが、今良さ気な場所は東風だと向かい風となるし面倒なウェーディング装備が必要な処だもんで手っ取り早い御前崎に移動。
その途中、制限速度+10キロキープで急いだ訳でも無いのに偶々黄信号で突っ込んだ交差点で偶々信号待ちしてたパトに御用。
2点減点、罰金9千円、ゴールド免許もパー…(≧Д≦)

不覚だったと思い乍着いた御前崎港内は程良いダバダバ状態。
お、ひょっとすると?、と向かった船溜まりは、西南風で先行者は居ないものの残念乍波気は余り無く流れも弱い…シクシク
余計な切符迄貰って来たんで何が何でも釣って帰るぞ、とロッドは持たずに暫しスカウト。
手前の明暗の境では数匹のメバルが水面下で反転してる。
20クラスのデカいのが1匹居る。
灯りの中に5cm程度の薄茶色っぽい小魚と1cm位の銀色の小魚がピンピン跳ねるのが見える。
沖の境で跳ね回る銀色の小魚に偶にセイゴがボイルする。
灯りの中に30近いメバルらしき少し赤い奴が1匹居る。
コイツも銀色の小魚だけを水面下で喰ってる様子。
勿論フッコやじぇーんの気配は無し…(--;)
今宵は小物狙いに決めた。
いつもの6番タックルに先頭バッターアバロンシラス直結で手前の明暗から先ずはリトリーブで探るがやはり反応しない。
普段からほぼ毎夜攻められてるのかここの小物は激スレ。
普通にキャストして普通にリトリーブしてると釣れる魚も釣れない。
次にフロントテーパー+15ftリーダーのみのショートキャスト&サイトでロッド操作だけのタダ引き・アクションを試すもやはり手馴れ、ボディの鮑が気に入らないのか全く追わない・喰わない。
この時の為に巻いたキラキラしないし透けてもないイエローシラスを結んだ。

このフライ、クリアシラス同様灯りの中でも見えないんで、フライが有ろう辺りで反転する魚影を見落とさん様にせんといかんのが疲れる。
程なくセイゴが喰って掛かったが足元でバラシ…(^^;)
そのバラシた足下の岸壁際にメバルが見えたんでリーダーキャスト、スライド&フォールさせると…

居着きと思われるヌメリが強くて黒光りしてる13cmのメバルちゃん!(^^)/


ちっちゃいけどグラマラスでポットベリーなチビちゃんでした。
スレさせない様反対側にリリースして次を狙うも、さっきセイゴをバラシた影響で大型メバルは姿を消し、セイゴの反応も無くなった…シクシク。
ここでウエイト入りのテスターマラブー#16チャートを投入。
スレた魚の反応をテストするのがショップさんの意向なんで、状況はバッチリと思う。
先ずは足下に見えたもう1匹のメバルに試す。
ウエイト入りなんで剛風下のショートキャストでもロングリーダーが綺麗にターンするし、沈みが早いんで手返しが楽で速い。
泳ぐシェイプと質感は正に小魚。
ウエイトバランスがいいみたいで泳ぐ姿勢は水平、フォール姿勢もティペットに直結すると水平を保つ。
金ビーズヘッドとリブにも入ってると思われるフラッシャブーの微妙な輝きの質感は自然でいい感じ。
コイツで足下を探ると一発で喰い込んで行った!


これまた黒ヌメリなポットベリーちゃん!ちょっと大きい16cm!(^^)/
またまた反対側にリリースして次は明暗部のセイゴのボイルを待って狙うと…


今度はヒラセイゴ 23cm!
スライドからトゥイッチに切り替えた直後のポーズに喰った。
リリース直後、今度は灯りの下のスライド&フォールで15cmのメバルちゃん!

これまたベイトをたっぷり喰ったポットベリー…(*⌒▽⌒*)
0時半から始めて薄明るくなる迄4時間やったが、ルアーマン3人が入れ替わりで来る迄の2時間半でのこの釣果は、ルアーの皆さんホゲた事からすると、上げ始めの追い風もあったのかも知れんがベイトフィッシュパターンでのテスターマラブーの威力が分かった釣行となった。
一つ気になったのは、細軸の為、メバルもセイゴも掛かり処が裂けてしまい易い処。
でもこれは掛かりの良さとの正反なので、使い手の気遣いで対処出来る。
あ、心残りは長年使ってたタモを御前崎の船溜まりに置いたまま帰って来てしまった事。
違反とのダブルパンチでおじさん、今ヒジョーに気落ちしてます…シクシク
《使用タックル》
TFO Lefty Kreh Professional TFB06-904P カスタム
Orvis Battenkill LA III
Royal Wulff Triangle Taper TTF-6
15ft Leader,Tippet ナイロン1号
ICHTHYIC XSF908 GhostBuster カスタム
Echo SOLO 6/8
Airflo Ridge Shooting F
SA Ultra3 ST10F
12ft Leader,フロロ12lb Tippet