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覆水不返… そして悔悛

2014-03-15(土) 08:30~12:00

いや~、天気予報は暖かくなるつってたのに昨宵からま~た寒いのなんのって… (`_´)

風も強かったんで流石に河口出撃は中止して、7時前に起きた今朝の気温は何と… に、2℃!(+o+)

どすっかな~‥と暫しグダグダやってると、8時になった処で4℃と少し気温が上がった様なんでノロノロ着替えてユルユル出撃www

天気は快晴、朝4℃だった気温は急上昇し昼前で15℃、北西強風。

潮は満月二日前の大潮二日目、下げ5分~下げ止まり、上流工事の濁りが残ってるが大分サイトし易い水色に戻ってる。

初めに中流域を散歩するも、初期によく雷様が溜まってる橋下の深みのエリアの澪にモロに巨大な土嚢を沈めやがってる護岸工事の輩達を発見。ヽ(゚Д゚)ノ ライサマコロスナオドレラ

工事人には怒りは無いが、コレをさせてる奴らを心の底から思っくそ呪ってやった。(-.-)

朝っぱらからめちゃめちゃ気分を害し、さっさと上流域へ移動。

川面を伺うと潮位がまだ少し高くて下げの流れも少し速く、此処にも巨大土嚢を沈めてる上流工事からの濁りが強い。

ピンスポ戦になるか護岸際戦になるか微妙なんでフェンの8番グラスを持ち出し、フライは小粒だけどヘビーでアピールが強いTMC800S #4に巻いた黒紫チューバッカにする。

時折変化があるストラクチャーをブラインドで通しながら雷影求めて暫くサイトして歩くも、やはり昨日から今朝に掛けて気温が急降下した影響なのか全くスポット出来ない… (T_T)

気温が上がって潮位が下がってボトムが見える様になる迄はブラインドしか術がないか‥と土手エリアの通り道で待ち伏せ。

対岸の土手際にチューバッカを落とし、潜んでそうな筋をアチコチ片っ端から2~3㌢小刻みストリップ&ストップで通してると…

何時の間に雷様が付いてたのか判らなかったが、泥煙無しにいきなりヂュワワッ!と揚がったバブリングに間髪入れずバットで(`ε´)フンヌ!とフッキング!

ドババッ!グボボッ!とヘッドシェイクしたのはロクマル!(*⌒▽⌒*)

フライは完全に呑まれてたけど走り回る雷様では無かったんで、暫し連続ヘッドシェイクを耐えてバットでグッと寄せたら何故かプツッ……とティペット切れ… (゚◇゚) ガーン...

自分流のフラde雷リグを確立して以降は雷魚の顎にフライを付けたまま水に帰した事は無かったんで、物凄いショックに愕然となりながら30ポンドティペットを手繰り寄せると…

なんと何と、Decoy・40lbsWスナップが完全に開いてる‥ (+o+) アガガアガアガ

過去2シーズン、時に慎重に時に大胆に試して引っ張りっこ迄やってみてコレならなんとか大丈夫‥と思ってたスナップだったのですが、、、もう使えません…

原因は、根掛かりを力ずくで引き剥がす際に頻発する変形チェック&交換を怠った事と、軽い入力でもちょっとした拍子で簡単に開いてしまう様になる変形スナップがロクマルに噛まれた時か暴れられた時に開いた事、、、に間違い無い…

以降は、、、
ループノットで直結、、、
します。

そんな事はどうでもいいが、あのロクマルには本当に酷い事をしてしまった。

今日、あのロクマルを殺したのは紛れもなく自分の不注意・不用意・油断以外何れの理由でもありません… <(_ _)>

あのフックはバーブを潰してはいるものの錆折れる事は無いステンレス… それを呑ませてしまい、そしてそれが刺さったまま水に帰してしまった…

自分のミスで殺した雷様はこれで三匹目、、、です。

どう足掻いても取り返しの付かない事をしてしまったのが悔やんでも悔やみきれない。

大馬鹿の全然駄目ダメ野郎の本当に一方的で自分勝手なお願いなのですが、、、どうか一刻も早く外れて下さい、、、どうか死なないで下さい、、、、本当に、、、心から、、、お願いします。。。m(__)m

自分がしでかした事への後悔の念が一杯で、もうブラインドで探る気も、小さなセコいフライを使う気も全く失せて、デカい#1スチールフックに巻いたノーマルそふきゃんを、新しい30ポンドティペットにループノットで結束し直した処で、もう絶対見える雷魚にしかキャストしない、そして速いフッキングで可能な限り呑ませない努力をする、事を改めて心に決めて、釣りを再開する。

程なくして潮位が下がり水温が上がった為か、狭水路の土手際水深50㌢程のボトムにうっすらと寝そべる攻撃斑を浮かべたゴーマルをスポット。

少し前にまた自分の所為で殺してしまった雷魚への懺悔の気持ちが強くて、何時もの様な「撃ち込む」気分じゃとてもなかったが、「追う瞬間・喰う瞬間をハッキリ見据えて絶対に呑ませない様にしたい」気持ちだけの至近距離キャストは、何故かスルリと伸びて、ボタッ、とゴーマルの鼻先真上に着水。

スーッと思ったより速く落ちていくそふきゃんのチャート色がよく見えるテールを追い掛けてると、沈下スピードに同調する様に下からゴーマルがグアッと頭を持ち上げて急浮上し、その鼻先にフライが振れる直前に顎がパカッと開いて…

「バクッ!」 (`´)オシ! クウタ!

身体を反転しながら力一杯食い縛る様に口を閉じると同時に左右の鰓が少し開いて、両側から上鰓器官に溜めた空気がブワワッ!と吹き上がり…

顎を閉じた瞬間には既に下げてたロッドを、バブルが両鰓から漏れ出る直前に右手のラインを引き絞ると同時にバットの根元を思いっ切りグン!(`ε´)と煽る…

バブルが水面に湧き揚がったと同時に一旦閉じた顎を再度開けた雷様が首を振りながら浮かび上がって…

ガボッ! グバゴバッ!ガボグボッ、ガババッ!!とヘッドシェイク… (゚o゚;

フックは呑まれてなく、ゴーマルの下顎の唇端を捉えてるのが水中で見えた。(*⌒▽⌒*)

ファイトを楽しむ余裕は全然無かった。

今度は切られる筈は絶対に無い、と思ってても絶対は有り得ない事が身に沁みて判ったばかりだから‥また切られるのが本当に怖かったから‥、どんなファイトをしたのかどうやって取り込んだのか、あんまし記憶が無いが何故だか覚えてるのは、何時もは背中にしょったPatagonia Stealth Atom Slingパックを一々ずらさないと外れないネットが柄を持ち上げたら簡単に外れた事と、これまた何時もはナカナカ伸びきらない先端何本かのシャフトがネットを落とした際にスルリと綺麗に伸びて絶妙な長さで止まった事…

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たっぷり水を掛けて寝かせたこの子は53㌢、3.25lbs。♥
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少し痩せ気味でしたが、顎を食い縛らずに素直にボガグリップを掛けさせてくれた後も噛み付かずに大人しくしててくれた、従順だけど堂々としたヤングファイター。
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綺麗で健康的な体色をしてます。
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馬鹿野郎の相手をしてくれて、ホントに有り難う!
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大人しくしてくれてたお陰で手際のいい最短時間のコブクロ持ちハンドリリースで、元居た場所に元気に帰って行きました。

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Cultiva S-61 桜鱒Spl. #1


あのロクマル………

本当に、ごめんなさい。

河川工事させてる奴らも雷魚釣って殺してる自分も雷様達からしたら同じ穴の貉、、、

それでも釣りを止めれん馬鹿なのです。

【使用タックル】
Fenwick FF858
Pflueger Medalist 1495 1/2 Vintage
SA Mastery BassBug WF8F
7.5ft バリバスセリオラPE Leader, 30lbs フロロ Tippet
by saltyalx62 | 2014-03-16 00:09 | フライde雷魚備忘録

海水毛鉤好きなロートルのフライフィッシングブログです。 Husband, Father, Motorcyclist, Marketing Planner, Fan of Thrash-Metal, and a Saltwater Flyfishing Geek, Born in 1962,


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